ゴンドラを操る人たちは、厳しい選抜試験を勝ち抜いたゴンドリエーレ。
ゴンドラの操縦技術や交通ルールはもちろん、フランス語と英語も完璧で、歴史文化にいたるまで、知識もとても深い。
…と言っていたと思う…多分…(^^;(^^;
アジア人と分かると彼らは英語で話しかけてくれるのだけれど、こちらの英語もままならず、さらにイタリア語なまりの歌うような英語は滑らか過ぎて聞き取りにくく、しかも、私はイタリア語を聞きたいのもあって、とにかく「イタリア語でお願いします」アピールをするのでありました。
私たちを乗せてくれたゴンドリエーレも相当なイケメンであったけれど、5年かけて仕上げてもらったというゴンドラも素晴らしく美しい作りであった。
即座に漆塗りと金の蒔絵を思い出すのは、我ながら日本人。
細部のこだわりも並々ならぬものが感じられた。
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驚くほど、静か。廃墟のような建物もちらほらありそうな気配だった。
実際に、観光客が多すぎるベネチアは、住人にとっては住みにくくもあり、人口減少の一途らしい。
水路沿いに泊めてあるモーターボートの中に、Hondaのエンジン付きのものを見つけて「おっ!」と思ってしまった…異国で見知ったものを見つけると、何であんなに嬉しいのだろうか(笑)
それにしても、電車の時間を固定していたため、残り時間50分。よくぞ乗ったものだった(笑)
乗り物好きの子どもらの、有無を言わさぬ視線に耐えかねて、サンタルチア駅近くで見つけたゴンドラに駆け寄り、ゴンドリエーレに話しかけ…
結果、一生に一度あるかどうかの貴重な体験をさせてもらった。。